Windows7 2009年10月22日に一般向けついに発売

10月 31
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本ニュースでも何度か触れてきましたWindows Vistaの後続バージョンとなる新OS
Windows7が2009年10月22日についに発売となりました。
発売日には東京秋葉原で買い求める行列が出来るなどのニュースをご覧になった方も
いらっしゃると思います。
また、各メーカーもWindows7インストールモデルの発売も開始されています。

今回はWindows7について各エディションの説明や機能についてご紹介致します。

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┃0┃インストールに必要なハードウェアスペック
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インストールする際のシステム要件は以下のとおりとなっています。

http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows7/products/system-requirements

◆Windows 7 Ultimate /Professional / Home Premium(システム要件)
・1GHz、32ビット(x86)のプロセッサ、または1GHz、64ビット(x64)のプロセッサ
・1GBのシステムメモリ(32ビット)、2GB(64ビット)
・16GB(32ビット)または20GB(64ビット)の空き領域があるディスク領域など
 

上記がオフィシャルのシステム要件となっていますが快適に使用する場合は
(※32ビット版の場合)下記の要件程度のスペックは欲しいところです。

・デュアルコア相当以上のCPU
・2GB以上のシステムメモリ
・Windows Aeroを完全にサポートしたビデオカード
・システム領域として40GB以上割り当てられるハードディスク
・DVD-ROMが読み込める光学ドライブ
・インターネットにアクセスできる環境

※Professional、UltimateにあるXP modeを使用される場合はさらに高いスペック
のハードウェアを使用されると快適にご使用できます。

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┃1┃各エディションの違い
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Windows7は、「Starter」、「Home Basic」「Home Premium」、「Professional」
「Enterprise」、「Ultimate」の6つのエディションからなっています。
各エディションを簡単にご説明しますと

・Starter
ネットブックなどスペックの低いパソコン向けに提供されるOSでありOEM(パソ
コンへのプリインストール)版のみの提供となります。

・Home Basic
新興国市場向けのエディションであるため日本での販売は予定されていません。

・Home Premium
一般ユーザー向けでありVistaでいえばVista Home Premiumとほぼ同等のクラス
です。
ただし、ドメインサポートやリモートデスクトップ、後述するXP Modeなどは使用
できません。

・Professional
企業ユーザー向けでありXPでのProfessional、VistaでのBusinessとほぼ同等の
クラスです。
今現在Professional、Businessをご使用されている方はこちらをご使用される
ことになると思います。

・Enterprise
マイクロソフトとの契約企業のみに提供されるエディションなので一般向けの
販売ではありません。

・Ultimate
最上位エディションですべての機能を備えています。

Vistaの場合大きく分けて「Home premium」「Business」「Ultimate」とありまし
たが、「Home premium」にあって「Business」にない機能(Media Center)などが
あり上位エディションなのに下位補完がされていないということがありましたが
今回から上位エディション購入の場合はすべて下位エディションの機能が含まれ
ています。

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┃2┃Home PremiumとProfessionalの違い
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皆様がご使用されるエディションとしては、Home Premium、Professional、
Ultimateの中から選択されると思います。
その中からProfessionalにある機能でHome Premiumにはない機能は主に以下の
4点となります。

・ドメインの参加
現在、ネットワーク管理にワークグループではなく、ドメインを使用している
場合また、今後ドメイン管理を行う予定がある場合にはProfessionalとなります。

・リモートデスクトップ(サーバー側)
リモートデスクトップについては、Home Premiumでも他のPCにアクセス
(クライアント側)出来ますが、もし自分のPCを外部からアクセス(サーバー側)
可能にするにはProfessionalがインストールされていないと出来ません。

・ネットワークバックアップ
XPでもVistaでもバックアップは可能でしたがWindows7からはフルバックアップ
先にネットワークHDD(NAS)などを指定できるようになっています。

・XP Mode
Windows7と互換性のないXP用アプリケーションを動作させる機能です。
イメージとしては、Windows7のウィンドウの中にXPのウィンドウが表示され
ます。
Windows7と互換性のないXP用のアプリケーションを動作させる機能です。
Professional、Ultimateのみ使用が出来ますが注意しなければいけないことが
あります。(※次項で説明します)

◆Ultimateのみの機能として以下の2点があります

・BitLockerドライブ暗号化 (Ultimate)
Windows Vistaから搭載されているディスク暗号化機能です。Windows7からは,
BitLocker To Go」が搭載され、USBメモリーなどのリムーバブルディスクも暗
号化できるようになりました。

・多言語対応
言語パックをダウンロードすれば35種類の言語に対応し簡単な操作で表示言語の
変更が可能となります。

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┃3┃XP Modeにご注意を
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ProfessionalをインストールしてもすぐにXP Modeはご使用出来ません。

ご使用する場合、CPU(マザーボードを含む)がインテル社製の場合
「Intel Virtualization Technology(VT)」、AMD社製の場合「AMD-V」に対応
している必要があります。

また、対応しているCPUでも機能がBIOSで無効化されている場合がありますので
有効に設定変更する必要があります。
既存PCからのアップグレードをご検討されている方はご注意ください。

また、XP Modeは最初からインストールされていませんのでご使用される場合は
下記サイトからダウンロード・インストールする必要があります。

http://www.microsoft.com/japan/windows/virtual-pc/default.aspx

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┃4┃XP・Vistaからのアップグレードに関して
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既存のPCのOS(Windows XPやVista)をWindows7へアップグレードする場合も
注意しなければいけないことがあります。

・アップグレード対象OSはWindows Vistaのみ
既存の環境に上書き(アップグレード)可能なOSはWindows Vistaのみです。
XPからのアップグレードはできませんが、アップグレード版を購入して新規にイ
ンストールすることは可能です。

その場合、Windows 7をインストールする際、データなどのバックアップを行わ
ないとデータが消えてしまいます。

※Vistaからアップグレードする際、新規インストールとは違いデータが消えない
仕様となっていますが、念のためインストール時はデータのバックアップを取って
から行ってください。
またVistaの場合現在お使いのVistaのエディションによってもアップグレード出
来るエディションが限られますのでご注意ください。

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各エディションと簡単な機能説明でしたが、筆者個人的には自宅で楽しむので
あれば「Home Premium」、ビジネスで使用するのであれば「Professional」が
オススメです。

現在、自宅のPCにWindows7を検討中なので「Home Premium」を購入しようと考えて
いたのですが「Professional」にある「XP Mode」を使用してみたいので今回は
「Professional」の購入となりそうです。

まだ調べていないのですが、自宅のPCのCPUが対応していれば良いのですが…

本文でご説明しました、Windows7の各機能・エディションの違いについての詳細は
下記をご覧下さい。

http://www.microsoft.com/japan/windows/windows-7/

                              (Matsushita)