インターネットを使って総務省への旅

9月 30
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つい先日選挙がありました。自分も朝早くから一票を投じてきました。出口調査も初めて受けました。
結果はご存知の通りです。いきなりですが「はて?お役所って何やってるの?」というわけで弊社に少し関係ありそうな総務省のホームページを開いてみました。今回はインターネットを使って総務省への旅をしたいと思います。

まずはいつものように、googleにて「総務省」のキーワードで検索します。
総務省
(旧:総務庁・郵政省・自治省)IT情報通信行政、地方自治行政、公務員制度・組織。
予想通り(?)IT情報通信行政という単語が出てきます。
デザインは思ったよりスッキリして見やすいホームページです。

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┃1┃総務省の予算
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さて、「予算」という単語があります。この辺りがが弊社に関係してくる予算だと思われます。PDFファイルを発見しました。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000036382.pdf
めくってみますといきなり2ページ目に平成22年度概算要求・要望額 18兆7,337億円とあります。
弊社の販売管理では桁数が足りないくらいの額ですね。
パラパラっとめくると「ICT」という単語がたくさん出てきます。
ITなら知っていますがICTとはなんでしょうか?
またまたgoogleでICTを検索すると。

Information and Communication Technology

ICTとは、情報・通信に関連する技術一般の総称である。従来ひんぱんに用いられてきた「IT」とほぼ同様の意味で用いられるもので、「IT」に替わる表現として日本でも定着しつつある。
ICT(Information and Communication Technology)は、多くの場合「情報通信技術」と和訳される。IT(Information Technology)の「情報」に加えて「コミュニケーション」(共同)性が具体的に表現されている点に特徴がある。ICTとは、ネットワーク通信による情報・知識の共有が念頭に置かれた表現であるといえる。

なるほど、今までは一方的に情報を出していたのを双方向というか共同性を持たせることに力を入れていくようです。
双方向通信なんて随分前から言われていた気もしますが。

それでは一概に「予算が大きいほど力を入れているに違いない」なんて勘違いをしながら、予算の大きなところを調べてみたいと思います。

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┃2┃ICTのどこに力をいれるの?
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国民が便利さを実感できるICT利活用の促進 249億円。
なにが便利さを実感できるのでしょうか?詳しくはPDFファイルを見ていただきたいのですが気になる面倒な語句を何点か。

・「霞が関クラウド」「自治体クラウド」といった「クラウド」
・ASP・SaaS(横文字ですね。)
・テレワークシステム

「クラウド」先月のメルマガから抜粋すると、データやソフトが「どこにあるか」を意識しないで利用する形態のこと。
とあります。
「エクセルのショートカットは全てのプログラムの・・」
「データーはシードライブのドキュメントアンドセッティングの・・・」
ではなく。きっと
「エクセル」と単語名を入れると起動。
「9月 会議 資料」なんて入れると検索され、一覧からチョイス。
しかもソフトウェアはインターネットの向こう側。
を、もっと簡単にできる世の中にしていこう。といったところでしょうか。

ASP・SaaSも数年前から出始めています。
ASP
業務用のアプリケーションソフトをネットワーク(特にインターネット)を利用して、顧客にレンタルする事業者あるいはサービスを指します。
SaaS
従来のソフトウェア販売の中心は、ソフトウェアをパッケージ製品としてユーザーにライセンス販売する形態であり、ユーザーは自分の持つコンピュータでそのソフトウェアを稼働させ、利用する形態でした。
SaaSでは、ソフトウェアを提供者側のコンピュータで稼働させ、ユーザーはそのソフトウェア機能をインターネットなどのネットワーク経由でサービスとして使用し、サービス料を支払うビジネスモデルです。

テレワークシステム
電話?仕事?なぜ総務省?と。これまた検索すると。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/18028_01.html
テレワークという単語を使っている総務省にありました。
テレワークとは、ICT(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方です。
従来のオフィス中心の働き方を否定するものではなく、選択肢として加えることによって、働き方の質を高めるものです。

自宅のパソコンで会社のパソコンの画面を出し見積書を作成している私のお客様もいらっしゃいます。
自宅から都合で出社できない方に電子メールで情報を送信し修正してもらうのも立派なテレワークシステムだと思われます。

事務所はいらない?そんなことはありません。あくまでも人と人の会話は必須と思います。あくまで選択肢として加えることによって、働き方の質を高めるものです。少子化対策にも一役買うとおもいます。

なんだか、「インターネット=広告、閲覧」といった考えから、「インターネット=知識などの倉庫、つながり」と変わっていくような気がします。

というわけで今回は総務省のホームページの旅をしました。
ほんの数年後のICTの世界を垣間見た気がします。