「ネットブック」以外の現在発売されているパソコンはどういったスペック?

5月 30
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大型連休と言われたゴールデンウィークも終わり、夏到来となっている昨今。皆様
それぞれの環境でそれぞれの仕事を行っていると思います。
夏といえば外出するのが楽しい季節ですが、私は暑いのが苦手なので、クーラーの
効いた部屋でゆっくりするのが好きだったりします。
冬は冬で寒いからという理由で部屋でゆっくりするわけなのですが・・・

さて、去年あたりから小型ノートパソコンである「ネットブック」という言葉を
よく耳にするようになりました。
「ネットブック」とは、機能をインターネット関連に絞り込み、低価格でシンプル
なノートパソコンのことです。
世界不況の中、この「ネットブック」の販売台数は伸びています。

更には、ノートパソコンだけではなく、デスクトップ型のパソコンで「ネットブッ
ク」と同機能の低価格パソコン「ネットトップ」と呼ばれるパソコンまで販売され
るようになりました。
では、「ネットブック」以外の現在発売されているパソコンはどういったスペック
になっているのか、これからの主流となる可能性が高い情報と共にお伝えしようと
思います。

自宅のPCはもう少しスペックが高い方が良いと思っている方などは是非参考にして
みて下さい。

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┃1┃現在のパソコンのCPUとメモリ

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現在市販されているパソコンのスペックをそれぞれ見て行きましょう。

◆CPU
CPUはパソコンにおける心臓部です。
現在の主流は、intel社であれば、Core 2 Duoと呼ばれるシリーズとCore 2 Quadと
呼ばれるシリーズです。
各種処理を行う「コア」と呼ばれる部分をCore 2 Duoは2つ、Core 2 Quadは4つ持っ
ています。
パソコンで複数処理や動画のエンコードなどを多く行うのであれば、「コア」数の
多いCore 2 Quadが適していると言われています。
ただ、単純にコアが4つあるから高速かと言われるとそれはその他の要因(クロッ
ク周波数など)で若干異なるのですが、今後の主流はCore 2 Quadになりつつありま
す。

◆メモリ
メモリについてはこの値が大きいほど、各種ソフトの起動やレスポンスが早くなり
ます。
今の主流はメモリを4GB搭載しているパソコンです。
これ以上のメモリを増やすことも可能なのですが、多くの方が使っているパソコン
は32ビット版と呼ばれるもので、その場合WindowsOSだと約3GBまでしか認識しませ
ん。
それ以上のメモリを認識させて作業を行う場合、32ビット版ではなく、64ビット版
のOSを購入することとなります。しかし、まだ対応しているソフトが少なく(サー
バなどは対応してきていますが)64ビット版を自宅で使用するのはまだ先の話とな
りそうです。

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┃2┃ハードディスクとドライブ

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◆ハードディスク
ハードディスクはパソコンの上のデータを保存する場所です。
こちらも動画などを多く保存出来るように、300~500GB、カスタマイズによっては
1TB(1000GB)以上も販売しております。
ノートパソコンでは、最近「ハードディスク」ではなく「SSD」と呼ばれる記憶装置
が使われているものが販売されています。
SSDは一般的にデータの読み込みが早く、耐久性にも優れ。消費電力も低くなってい
るのが特徴です。
その為、ノートPCで使用されていますが、「SSD」自体まだ価格が高く容量もハード
ディスク程ではありません。
しかし、将来的にはこちらがメインになるのではないかと私自身思っております。

◆ドライブ
DVDで映画などを見て、自分で撮影した動画などをDVDメディアに保存している方も
多いと思います。
今のドライブの主流は、読み書き可能なDVDドライブですが、次世代メディアである
「ブルーレイ(BD)」の読み書き可能なドライブも販売されてきました。
「ブルーレイ」は種類にもよりますが、BD-R(1回の書き込みのみ)1枚で25GB(片
面一層)の容量が保存できます。
DVDが4.7G(片面一層)ですからその差は歴然です。
価格に関しては、家電量販店ですと1枚800円程度から販売されています。

BD-Rの使い方は、データのバックアップもありますが、多くはやはり地上デジタル
放送の保存ではないでしょうか。

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┃3┃地上デジタル放送はパソコンで保存して見る

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現在、地上デジタル放送対応のパソコン(地上デジタルチューナー内蔵)が非常に
増えています。
通常、地上デジタル放送を見て保存するにはテレビ+DVD(BD)レコーダーが必要です
が、ノートパソコンだと一台で両方の役割を担ってくれるのですから価格的にもパ
ソコン1台購入した方が安くなる場合が多いです。
また、地上デジタル放送の録画は録画モードにもよりますが、容量の関係でなかな
かDVD1枚に保存するのが難しい場合、大容量のBDだと保存が出来たりします。
パソコンで地上デジタル放送を見てブルーレイに保存する。
このような使い方をする方が今後増えていくと思います。

話は少しそれますが今皆様が使用されているパソコンでも地上デジタルテレビを
見るための機器も発売されています。
パソコンの機種にもよりますが、USBに接続するだけで地上デジタル放送が見れる機
器なども売っていますので家電量販店などに行った際には確かめてみてください。

※ご使用されているパソコンのスペックや環境によってご覧になれない場合があり
ますので購入の際はお気をつけください。

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┃4┃OSはWindows Vistaが主流ですが・・・

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現在販売されているPCについては、ビジネスモデルを除けばWindows Vistaが主流と
なっています。
しかし、今月マイクロソフトから、次期OS:Windows7のRC(製品候補)版が無料で
ダウンロード可能となりました。

http://www.microsoft.com/japan/windows/windows-7/default.aspx

また、RC版の使用期限は、オフィシャルサイトによりますと、2010年 5月31日です。
2010年3月1日からは警告とともに、2時間ごとに PC がシャットダウンされます。

http://www.microsoft.com/japan/windows/windows-7/download.aspx

RC版とは、製品版をリリースする前に無償でOSをユーザーに試してもらうことによ
りバグなどを検出し製品版にフィードバックを行うためのテスト的な意味合いが強
いものです。

※Windows7RC版をインストールをされる際は、ホームぺージの注意事項などを十分
に確認して行ってください。

Windows7の正式発売についても、マイクロソフトは今年の年末を予定している模様
です。
Windows Vistaの評価があまり高くないため、Windows7が発売されれば主流はWindow
s7に変わる可能性が非常に高いです。

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┃5┃結局のところ・・・

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簡単ではありますが、現在販売されているパソコンのスペックとこれから主流にな
るであろう情報をご紹介してきました。
何を購入するかは、購入される方がパソコンで何をするかによって大きく変わって
ゆきます。
メールとインターネットを少しやる程度であれば確かに「ネットブック」で良いか
もしれません。
しかし、自宅のパソコンで様々なことをするのであれば前述した中からご自身に合
うスペックのPCを検討されてみてはいかがでしょうか。

もし、購入する際、何を購入して良いかわからない場合は是非、弊社営業担当にご
相談下さい。

                              (Y.Matsushita)