さらばいとしのWindows98/Me~

12月 01
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『ジングルベ~ル ジングルベ~ル 鈴がなる~♪』『年末大売り出しセール~』などと12月ともなるとボーナスや年末調整などで、みなさんの懐もあたたかくなり同時に購買欲に火が付くのではないでしょうか。また、会社においても新年度に向けて準備・計画とこれから大忙しの月を迎えていくことと思います。そのような中、

  『そろそろ新しいパソコンに買い替えたい・・・』

  『最近よくフリーズするけどもう限界かな・・・』

と思っている方も少なくないと思います。そこで今回のニュースでは、パソコン購入に一歩踏み出せない方、購入予定があるけどちょっと迷っている方のためにちょっとしたヒントをまとめてみました。どうぞ参考にしてみてください。

 

①Windows98/Meの限界について

 メールやワープロ、表計算などやりたいことは、たとえ処理のスピードが遅くても一通りできているので少々我慢すればまだ今のパソコンも使えると思っている人も多いと思います。ところが、ここにきてWindows98/Meを搭載した古いパソコンに以下のような『限界』が見えてきました。

 Ⅰ)フリーズしやすい

    だれもが1度は経験していると思います。これに関してはWindows98/Meと現行のWindowsXPでは基本構造(Windows自体がフリーズしにくい構造になっている)が違っているためXPにおいてだいぶ解消されています。

 Ⅱ)新しいソフトに必要な性能(スペック)が不足している

よく画像編集ソフトや新しいゲームを購入したとき推奨スペック』などと記述されていると思います。代表的な推奨スペックには①CPUスピード②メモリ容量、③HD容量などがこれにあたります。

 Ⅲ)省電力機能が不十分で常時接続環境に適していない

    ADSLの普及により高速回線を利用した常時接続が一般的となってきました。ただし、常時接続といってもパソコンの電源を入れっぱなしにするのは電気代もかかるし環境にもよくありません。そこで活用したいのがパソコンの『省電力機能』です。電源が完全に切れてはいないがほとんど電気代がかからない省電力状態にしておくことで、メールソフトを起動する必要も無くすぐにメールをチェックすることが可能です。また、Windows98/Meでは、USB使用時に省電力状態から復帰できなくなるバグや、古いパソコンに新しいハードウェアを増設すると省電力機能が全く使えなくなることがあります。

 Ⅳ)より強力な省電力状態の『休止状態』を使えないことが多い

    省電力状態の『スタンバイ』はメモリ以外の部品の電源を全て切りメモリにデータが保持されているので『スタンバイ』に移る直前の状態にすぐ戻れます。それに対し『休止状態』は、メモリのデータをいったんハードディスクに保存しメモリの電源も切るので『スタンバイ』よりも強力な省電力状態となっています。

 Ⅳ)記憶型DVDドライブなどの高速大容量周辺機器の動作が不安定

    最近では1枚あたり4.7Gの記憶型DVDや100Gの外付けハードディスクなど扱えるデータ容量の大きい製品が登場しています。古いパソコンにおいて大容量のデータを高速でやり取りすることを想定していなかったため、これらの機器を接続した場合『信号の渋滞』をおこしてしまうため動作が不安定になってしまいます。これら容量が大きいデータを高速に転送する必要があるため最近のパソコンには『USB2.0』、『IEEE1394』といった高速接続用の端子が搭載されています。

 

②自分の使い方にあわせてパソコンの構成を考える

 まず自分は、どのようにパソコンを使うのか考えて見ましょう。メールやインターネットのみで使用するのなら記憶媒体はFDで十分でしょう。お気に入りの画像・音楽などをCDに書き込んで保存したり、DVDの映像を見たりするにはCD-R/RW兼DVD-ROMが必要となります。また、ビデオ編集をやりたいと思うのならば拡張性を確保するために『USB2.0』搭載モデルがお奨めです。『USB2.0』によりデータを高速にやり取りする周辺機器(スキャナ、カメラなどもこれに該当します)には不可欠です。また、作成したDVDビデオを保存するのに『記憶型DVDドライブ』も搭載しているとなおベストでしょう。これにより家庭用DVDプレーヤーでご自分で編集したDVDを再生することが可能となります。

   ~ 最新パソコンの平均的な基本性能 ~

 CPU・・・1.3GHz(ほとんどのアプリケーションが問題なく動作します)

 メモリ・・・256MB(ビデオ編集を行う場合は512MB以上に増設)

 HD・・・・30GB以上(デスクトップなら80G、ノートなら40Gが平均)

 

③トレンドを敏感に察知するようにする

 ①、②の内容を押さえた上で知っておきたい新製品の『トレンド』があります。まずは液晶ディスプレイやキーボードが本体と一体化した『液晶一体型デスクトップ』通常のデスクトップと比べてとても省スペースなのが特徴です。また、『タブレット型ノートパソコン』においては付属のペンを使用することによりキータッチなしで文字入力ができるため自分でタブレット面に描いた文字がそのままワープロや表計算に反映することができます。先日、自分のお客様が1台購入したため、設定&テストを兼ねて使用してみましたがわりと文字の認識率も高く携帯端末としては非常に使い勝手が良いと思いました。

 最近では『テレビ録画機能』も普及してきました。普及の理由にテレビ放送をデジタルデータに変換する(エンコーディング)処理をソフトウェアで行えるようになったからです。ただし、まだまだ画質の面では本家本元のテレビにはかないません・・

 

④やはり旧モデルは狙い目!

 誰もが購入時に最初に検討するのが価格になると思います。車同様パソコンも旧モデルは多少安く購入することが可能です。例えば、今年の夏モデルとして発売されていたものは新製品と比べると2~3万円も安く購入することができます。ただし、車と違ってパソコンの周期は早いため、型落ちを探す場合は1つ前のモデルが限界でしょう。また型落ちは、新製品が登場した段階で製造が終了しているので販売店の在庫のみが売られるケースがほとんどです。そのため、常に自分が欲しいものが手に入るわけではありません。

 安いからといってヤ●ーオークションなどで古い型などを購入してしまうとあとで後悔することもあります。

 

⑤古いパソコンから購入した新しいパソコンへの引継ぎ

 だれもが新しいパソコンに買い替えてもこれまでのパソコンと同じように使いたいと思うはず。そのため自分の作成した書類やメールのデータ、設定情報などを新しいパソコンに『引越し』する作業が欠かせなくなります。自分で作成した書類は『マイドキュメント』を丸ごとコピーすればよいが、メールやアドレス帳、各種設定などはデータや設定が保存されているフォルダを1つ1つ探してその中にあるファイルをコピーしなければなりません。ところがWindowsXPでは標準で『ファイルと設定の転送ウィザード』という機能を備えているため、移行したいデータや設定を自動的に1つのファイルにまとめて全て(パスワード以外)引き継ぐことができます。

 『ファイルと設定の転送ウィザード』の使用手順を詳しく知りたい方は下記のメールアドレスまで『ファイルと設定の転送ウィザードの方法を教えて!!』と書いてメールを送信してください。後日、手順書の資料を添付して返信いたします。

 

以上のことからポイントをまとめると

  ・WindowsはWindows98/MeよりWindowsXPが当然すぐれている。

  ・新規で購入する場合CPU:1.3GHz以上、メモリ:256MB以上

   HD:30GB以上、USB2.0搭載パソコンを選ぶ。

  ・今の主流を把握する。(現在は省スペース液晶パソコンが主流)

  ・上記のスペックをみたすのなら型落ちをさがす。

ただし、パソコン本体とWindowsを最新(XP)にしても自分が以前のWindows98/Meで使用していた周辺機器、基幹システム、アプリケーションソフトがまだXPに対応していない場合が多いのが現状の問題です。その場合は発売元に問い合わせたり、マニュアルを読んだりと・・・そうそう、うち(SCL)に聞いてみるのもいいかも♪

 

                             (NAO)