WindowsXP/OfficeXPの「これは!」

7月 01
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時が経つのは早いもので、夢の祭典ワールドカップが終わって早くも10日が過ぎて
しまいました。先月は口を開けばワールドカップ、見るテレビはワールドカップ、と
全てがワールドカップを基準に過ごしていたので、既に10日も経っているのに、いま
だに淋しい感があります。そんなのは私だけでしょうか?

 今月のニュースは〝ワールドカップ総集編〟としたいところですが、そうもいきま
せんので、WindowsXPとOfficeXPの機能で「これは!」と思ったものを紹介させてい
ただきます。

WindowsXPの新機能の数々は、昨年の12月ニュースをご参照ください。

1.WindowsXPの「これは!」

 ①安定稼動

   WindowsXPは、ほとんどのパソコンメーカのプリインストールOSだったWindows
  98と、それよりも「高価だけど安定している」という、Windows2000 Profession
  alの良いところを合体させたようなOSです。

   何が安定しているのかといいますと、まず滅多なことでは〝フリーズしない〟
  ということです。Windows98ですと、アプリケーションをたくさん起動して、い
  ろいろ作業を行っていると、急に動きが悪くなって、真っ青な画面になり意味不
  明の言葉が羅列されて、

   再起動するには「Ctrl+Alt+Delete」を押して。。。
   その際保存していないアプリケーションデーターは。。。

  だったらこうなる前に、「そろそろ真っ青になるから保存しとけ」と言え。。。
  と、心で叫びながら半ベソ状態で再起動していましたが、XPの場合は「絶対ない
  」とは言えませんがかなり少なくなります。

  このような経験は誰でも一度はしていらっしゃると思います。

   基幹業務にWordとExcelと起動して作業をしていても、Wordがおかしくなった
  らWordだけが異常終了し、ExcelがおかしくなればExcelだけが終了するという具
  合に、1つのアプリケーションの不具合でOS全てが止まり、保存していないアプ
  リケーション全てのデータが消えるという事故がなくなります。

 ②システムの復元

   WindowsXPはハードウェアを追加した時や、アプリケーションをインストール
  した時は自動で「復元ポイント」が作成されます。当然、ユーザーが任意に作成
  することもできます。これは、その「復元ポイント」時点でのコンピュータの構
  成(インストールされているアプリケーションやデバイスドライバ)などの情報
  を保存しておき、その時点での構成で、システムを復元してくれるという機能で
  す。

   システムの復元は【スタート】-【すべてのプログラム】-【アクセサリ】-
  【システムツール】-【システムの復元】で実行することができます。
  システムを復元する場合は【コンピュータを以前の状態に復元する】を選択して
  【次へ】を押します。そうするとカレンダーが表示されます。日にちが太く表示
  されているのが復元ポイントがある日ですので、そこから復元したい日を選択し
  ます。カレンダーの右には「復元ポイント」の一覧が表示されますので、復元し
  たいポイントを選択して【次へ】を押して、画面の指示に従い再起動をすると、
  選択した復元ポイントの構成になって起動してきます。

   たとえ、3日前の構成に復元しても、その間に作成、または修正したデータ、
  受信した電子メール等は消えたりしませんのでご安心下さい。

   私も先日、ワールドカップのホームページからスクリーンセーバーをダウンロ
  ードしてインストールしたのですが、特殊なソフトを必要とするスクリーンセー
  バーだったらしく、ソフトウェアが勝手にインストールされてしまいました。ス
  クリーンセーバーもたいしたことなく、気に入らないのでアンインストールをし
  ようと、【コントロールパネル】-【アプリケーションの追加と削除】を起動し
  該当するソフトウェアを選択し、削除を実行したところ、インストーラーが途中
  でエラーを起こし削除できませんでした。
   そこで、ふとこの機能を思いだし、インストールする前の構成に戻して削除す
  ることができました。

   また、「復元ポイント」の作成は、【システムの復元】を起動後に【復元ポイ
  ントの作成】を選択して【次へ】を押し「復元ポイント」に名前を付けて【作成
  】を押すことにより作成できます。

2.OfficeXPの「これは!」

 ①ドキュメントの回復機能

   OfficeXPの製品はドキュメントの回復機能があります。これは、ExcelやWord
  でドキュメント作成中に不慮の事故でアプリケーションが異常終了してしまい、
  ドキュメントを保存していなかった場合、次回アプリケーション起動時に可能な
  限り作成中だったドキュメントを復元するという機能です。

   今までの〝自動保存〟の改良版で、自動保存ですと、自動で保存されたファイ
  ルを探して、自分で置き換えないといけませんでしたが、XPの場合ですと、アプ
  リケーション起動時にメニューが表示されて、復元するドキュメントをそこから
  選択して復元することができます。

   この機能が、WindowsXPの「これは!」の①と組み合わされば、まさに鬼に金
  棒ではないでしょうか? ※注)私はMicrosoftのショッカーではありません。

 ②貼り付け後の「貼り付けのオプション」

   OfficeXPは文書やセルをコピーして、貼り付けした後に、貼り付け先の横に小
  さなクリップボードマークが表示されるようになりました。これは、「貼り付け
  オプション」の選択メニューで、Excelの例でいいますと、「貼り付ける際にコ
  ピー元の書式を保持して貼り付ける」ですとか、「書式のみを貼り付ける」等の
  今までは【編集】-【形式を選択して貼り付け】を選択しないとできなかったこ
  とが貼り付けた後に次の作業を行うまで、そのメニューから何度もオプションを
  変更することができます。これは、Office製品を使用する頻度が高ければ高いほ
  ど作業効率をあげてくれる気の利いた機能だと思います。

 以上、少ないですが特に「これは!」と思ったことを紹介させていただきました。

WindowsXP、OfficeXPは確かに従来の製品より色々な面で素晴らしいのですが、その
分マシンスペックが要求されるのも確かです。どれぐらいのスペックが必要かは、20
00年12月号ニュースでもご紹介しているのですが、実際に使用するとなると、CPUは5
00MHz以上、メモリは256MB以上はあったほうがよいと思われます。

 また、XPを導入することにより、買い替えが必要となるパソコンも出てくると思い
ます。では「パソコンを買い換えたり、メモリやHDDを増設したり、とコストをかけ
て導入してどれだけのメリットがあるのか?」というところに興味がいくのではない
でしょうか?

 実際問題、導入した環境と導入しない環境を比較するのは困難なので、正確に算出
することは難しいですが、およその目安として、下記のホームページで算出すること
ができますので是非一度お試しください。また、導入をお考えの方は是非ご連絡くだ
さい。

 WindowsXP/OfficeXP対投資効果測定

 http://info.nikkeibp.co.jp/roi/

                              (Black Knight)