顧客データベースの構築ヒント!

6月 01
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2002年の6月、日韓合同開催によるアジアでの初のワールドカップ。開催都市
である我が街札幌も他の開催地同様に異様な盛り上がりを見せている今日のこの頃
です。
 日本の第1戦『日本VSベルギー』では非常に感動(鈴木の同点ゴール後の雄叫
びをあげるような顔が印象的でした)すると同時に、日本のサッカーレベルも世界
に通用する域に達したと今後の試合が非常に楽しみだと思います。
 ベルギーの監督が試合前に『うちは日本選手のプレーや癖をコンピュータを使っ
てデータベースを作成し、研究しているからバッチリだよハッハッハッ~』とこの
ようなコメントを発表していました。その結果がフラット3の裏をついたプレーに
よる失点2だったのでしょうか・・・
 今回は上記のようなデータベースではありませんが営業上での顧客データベース
構築のヒントを紹介していきたいと思います。

 わが社でもいくつかのお客様に『ヒアリングシート』と称した紙を何枚ももって
訪問し『生きた情報』を集めさせてもらっています。この『生きた情報』こそが顧
客データベースの基本でもあり私たちの大事なデータとなっていくわけです。
 (ヒアリングの際、快くご協力していただき本当にありがとうございました。)

     ★☆★☆★ 顧客データベースの作り方のヒント ★☆★☆★

 顧客情報を業務に生かす為には『顧客データベース』は必要不可欠な存在である
と思います。しかし対応履歴がない為に単なる『住所録』としてしか機能していな
いケースが多いのではないでしょうか。
 お客様とどの様に接したか、どのような話題があがったのかといった【対応履歴
】があってこそ初めて生きた『顧客データ』となり、その積み重ねが新規顧客の獲
得→お客様の満足度の向上→追加注文につながると思います。
 我々が行った『ヒアリングシート』による顧客情報の収集においてもお客様の業
務の把握から始まり、そこであがった現状の問題や改善点・要望などを自社の大切
なデータとして保管することにしました。
 従来、担当者によって必要な情報の認識の差、情報収集能力に差があったため集
めた情報も会社としては統一されていませんでした。今回、ヒアリング項目を決定
することで会社として統一した情報を保持できるようにもなりました。
 仕事に役立つ顧客情報は住所や電話番号といった『静的な情報』ではなくお客様
と接した時に得られる『生きた情報=対応履歴=動的な情報』だと思います。
 そこで、データベースの登場です。これら『生きた情報』をデータベースとして
蓄えることで様々な切り口から縦横無尽に検索・抽出することが可能となります。
例えば対応履歴を蓄え、お客様の要望の種類という切り口で取り出せば、営業担当
者が、集中的にかつそれぞれのお客様ごとの要望に応えたり提案したりできる【現
場】に役立つ情報を作成することも可能となるでしょう。また、それらの情報の対
応日を見ることでいままでの履歴(経過)を把握することが可能となります。
 データベースを作ろうと、何も計画がないままパソコンに向かうことはお勧めで
きません。まずはデータベースに蓄える情報やそれらの分類方法を事前に洗い出し
ておくことが必要となります。この【分類】こそが潜在的なお客様のニーズを発掘
する情報となるります。

 次に実際にパソコンでデータベースを作る場合アクセスやExcelなどを利用
して自作で行うのか、出来合いの市販のパッケージソフトを使うのかという選択に
なると思います。

 自作で作る場合
   ◆利点
     ・自社にあった項目を作れる。
       会社によって必要な情報は様々。
       必要に応じて項目を追加/削除が可能。

     ・紙ベースの情報から違和感なく移行できる。
       従来の紙ベースのデータをそのまま入出力画面にすることで
       違和感なく移行することが可能。

   ◆欠点
     ・すぐに使用することができない。
       作りこむには時間がかかる。作ったデータベースが市販と同じ
       もしくはそれ以下だったりすると労力の無駄となる。
       また、作成者の趣味の世界(自己満足)で終わる場合がある。

 パッケージの場合
   ◆利点
     ・すぐに使い始められる。
       買ったその日から使える。また、自作では作りこめなかった
       機能も魅力的。
     
     ・他の業務ソフトと手軽に連携できる。
       総合型パッケージソフトなら、会計や販売システムと連携して
       使用することが可能。

   ◆欠点
     ・項目に制限がある。
       項目の追加やデザインの変更はほとんど無理。パッケージソフト
       にあわせる工夫が必要となる。

 実際に運用することによって、さまざまな要望が出て来ると思います。それら全て
を満たすことは難しいでしょうが、これらの要望を満たすことではじめて会社や部
署で使えるデータベースとなります。データベースは日々進化していくものです。

 以上、簡単ではありますが顧客データベース構築のヒントを紹介させていただき
ました。『生きたデータベースを構築して運用したい』そんな時こそわが社の営業
担当に一声かけてください。構築に当たってのアドバイスをさせていただきます。

 トルシエJAPANよ、ロシア・チュニジアのデータ構築は私に任せてくれ!
ロシアはスピード&ドリブル突破に弱いぞ~サントスがんばれ!
個人的にはいぶし銀”明神”、怖い顔”秋田”を起用してくれ~
勝ち点3に向けてがんばれ日本!にっぽんチャチャチャ!(Nao.H)