バーチャルな世界旅行へご案内

10月 31
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日増しに秋も深まる中、みなさんどのように「夜長」をお過ごしですか?

 またまたGoogle社からとても興味深い技術(データ?)が発表されました。
 世界中に大きなインパクトを与えたGoogle Earthでしたが、今回の発表もさらに大
きな驚きを提供してくれます。

 発表された技術は「ストリートビュー」といいます。
 Google Earthでは衛星写真を用いて「神の視点」から地上を映し出していましたが
ストリートビューは車載カメラを用いて「人の視点」での、風景を楽しむことができ
ます。

 百聞は一見にしかず、以下ストリートビューを使用するまでの手順をご紹介いたし
ます。この技術がどれほどのものか、ぜひご覧ください。

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┃1┃ストリートビューを表示するまで
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 1.お手元のパソコンでインターネットエクスプローラ(IE)などのブラウザを
   立ち上げてください。
 2.検索サイトで「グーグルマップ」と検索するか、直接アドレスを入力します。
   (http://maps.google.co.jp)

 あれ?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
 ここはGoogle社による無料の地図サイトです。
 マウス操作だけでも、世界中の地図をみることができます。
 しかし、今回の目的はこれではありません。

 3.マップの上側にある文字を入力する箇所(検索エンジンと同じ形式)に見たい
   場所や住所を入力します。
 4.手始めに「東京タワー」と入力し、「地図を検索」というボタンを押してくだ
   さい。
 5.左のウィンドに複数の候補が表示されます。一番上の「東京タワー」をクリッ
   クしてください。
 6.右ウィンドの地図の上に小窓が表示されましたね?その中にある「ストリート
   ビュー」をクリックしてください。
  (ここで注意ですが、ストリートビューという表示が小窓の外にもあります。こ
   れを押しても変化ありません)

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┃2┃ストリートビューが表示されなときは
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 もし、お使いのパソコンにAdobe社のFlashPlayerがインストールされていない場合
FlashPlayerをインストールする旨の表示がされます。
 インストール済みの方はこの手順が必要ありませんので、次の項まで読み飛ばして
ください。

 ・「最新版のFlasPlayerをダウンロードしてください」を押します。
 ・新しいウィンドが開きAdobe社のホームページへ自動で移動します。
 ・無償Googleツーツバーのチェックボックスをオフにしてから「今すぐインストー
  ル」を押します。
 ・セキュリティ警告画面が出た場合、「はい」を選択します。
 ・インストールが自動で開始します。1分くらいして画面の中が動きだせばインス
  トール完了です。
 ・いったん全てのウィンドを閉じ、改めて前項から操作を行ってください。

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┃3┃ストリートビューが表示されたら、ここから本番
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 小窓の中になにやら写真が表示されましたか?これは東京タワーの「足元」です。
以下、この小窓の中で操作を行います。

 最初は、すこし操作しやすいように「全画面表示」ボタンを押してください。

 次に左上にある、←や→(画面では少し湾曲して下を向いています)、+、-、を
押してみましょう。

 以下のボタンを押すことにより以下のような動作をします。

  ←:左を向きます
  →:右を向きます
  +:拡大します。(前へ移動はしていません)
  -:縮小します。(後ろへ移動はしていません)

 ←や→を押したとき、道路の真ん中に飛び出して思わず「あ!」と思った方いらっ
しゃいませんか?
 気の小さい私は、結構ドキドキしてしまいました。

 さて、いよいよ移動開始です。写真の道路の上に⇔が描かれていますね。これを押
してみてください。

  ⇔:移動します。

 ここで注意事項なのですが、移動方向と「顔の向き」は一致しなくても操作が可能
です。
 でも気持ちよく移動したい場合は、←や→で「顔の向き」を変えてから、⇔を使用
して前にお進みください。
 方向があっていないと「カニ歩き」や「あとずさり」になります。これはこれで結
構楽しいものですが・・・

 ひたすら前進していって交差点に入ると、⇔が進行できる方向に複数表示されます
 「あ、横に行ってみよう」と思った方、そのまま横の⇔を押してはいけません。
 またまた・・・・カニ歩きとなります。
 ここはあわてず、→で進みたい方向へ「顔を向け」てから⇔でお進みください。

 他にも機能があります。写真内をマウスでドラックしてみてください。

  下へドラックすると「空を見上げます」
  上へドラックすると「地面をみます」
  右:左を向きます(←と同じ)
  左:右を向きます(→と同じ)

 さらに道路上(ラインの上)でドラックすると動作が変わります。

  下へドラックすると「前へ進みます」:⇔と同じ
  上へドラックすると「後ろへ下がります」:⇔と同じ

 いかがですか?東京タワー周辺を堪能できましたか?
 他にも、ご自身で興味のある観光名所などを検索してみてください。

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┃4┃ちょっと寄り道・・・でも問題点が
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 住所の欄に「札幌市中央区南10条西14丁目1-23」と入力してみて下さい。
 なんと弊社の秘密基地(表向きは普通の会社です)が表示されます。

 このニュース作成時点で、弊社住所を検索した場合、丁度「顔」は弊社側を向いて
いました。
 撮影されているパジェロミニは、私が仕事で使用していた車です。
 (高級外車を乗り回しているというのは真っ赤なウソです。申し訳ありません)

 ついでに、ちょっと+で拡大してみてください。
 ナンバープレートが読めませんか?

 このように、ストリートビューはプライバシーの観点や、犯罪の手助けになるので
はないか?など現在、世界でたいへんな物議をかもし出しています。

 一応、人の顔や車のナンバープレートには「ボカシ」が入っているようなのですが
技術的な限界もあり、完璧にという訳にはいかないところもあるようです。
(だからといってこの車に悪さをしないでください・・・いまは弊社の社長が使用し
ていますので・・・)

 Google社では不適切な画像は連絡を受け次第、画像を訂正するという措置をとって
います。
 みなさん、早速ご自宅や会社周辺をチェックしてみることをお勧めします。

 それにしても、こんな写真いつの間に撮影していたんでしょうね。
 Google社によると、数ヶ月間、全方向型のカメラを搭載した車で、ただひたすら走
りまわったそうです。
 高度な技術の裏には、膨大な人海戦術がありました。
 こんなことを「発想する」力や「実行する」力があってこそ、とんでもない世界を
見せてくれるGoogle社でした。

 みんさんもしかしたら、どこかに写っていませんか?
 「モデルのスカウトにきたらどうしよ・・・・」なんて心配(妄想?)をしながら
秋の夜長にインターネットで世界旅行してみるのも楽しいかもしれませんよ。

                                  (井関)