クラウドサーバの活用

5月 31
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各社のサービス規格が統一されていないことや、言葉の定義のあやふやさなどから

いまひとつ浸透していないと思われがちな「クラウドコンピューティング(以下、ク

ラウド)」ですが、実は少しずつ内容も充実し、利用するメリットもわかりやすいも

のになってきました。

 

今回は「クラウド」について、個人が利用するという観点から特徴をご案内させて

いただきます。

 

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┃1┃なんのためにクラウドを利用するのか

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もともとデータはパソコンやサーバなどに保存するのが一般的です。しかし利用範

囲の拡大とともに、それだけでは不便な事も出てきました。

 

・パソコンデータのバックアップ

みなさんも一度や二度、パソコンが壊れた経験をお持ちかもしれません。

普段からバックアップはとても大事だと思うのですが、毎日行うのは手間がかか

り大変です。そのような悩みから解放される方法の一つとしてクラウドへ保存す

るという考え方があります。

 

・職場と自宅でデータの共有

自宅で仕事をするときなど、USBメモリでデータを持ち運ぶ事も増えてきました。

しかし、事前にコピーをしておかなければならず、移動中の紛失も心配です。

職場と自宅の双方でクラウドからデータを読込んだり保存したりすることにより

この悩みからも解放されます。

 

・パソコンとスマートフォンでデータの共有

急速に普及が進むスマートフォンですが、これも立派な「パソコン」です。

使いこなしていくうちに、職場や自宅のデータとの連携が欲しくなってきます。

最近のクラウドサービスではスマートフォンの利用も対象になりました。

 

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┃2┃何をクラウドに置くべきか

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パソコンの使い方は様々です。当然データなども千差万別なのですが、今回は一般

的と思われるものを以下のように分類してみました。

・メールデータ・・・・Outlook Expressなどの送受信データ

・アドレス・・・・・・同じく、アドレス帳

・スケジュール・・・・Outlookなどで管理する予定表

・Todo・・・・・・同じく仕事リスト

・ドキュメント・・・・Excel、Word、写真などのデータ

・Bookmark・・ブラウザのお気に入り

 

現在ではメールやアドレスはもとより、ドキュメント、お気に入りなどを預かるサ

ービスが多数あります。

クラウドへ保存したとき、自分のパソコンにデータを入れておく場合に比べ、使い

勝手が悪くなることもあります。しかし一方で前述のような見逃せない利点も多くな

ります。

いずれにしても、出来るだけのデータをクラウドに置いたほうが、後々の利便性は

高そうです。

 

結局、「自分のパソコンが壊れても全く問題ない」状態にするためだとクラウドへ

の移行を考えると、目標が判りやすいかもしれません。

 

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┃3┃どのようなサービスがあるか

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クラウドへ保存(転送)する方法も、大まかに分けて3つの種類があります。

以下に基本的な考え方を列記しますが、各サービスにより用語も操作も異なります。

 

「一括」保存・・・パソコンに保存したデータを、「後で」手動転送します。

「同期」保存・・・パソコンにデータを保存すると、自動で転送されます。

「直接」保存・・・最初からクラウドへのみ保存します。

 

最初は「一括」保存がわかりやすいのですが、やはりクラウドのメリットを受けや

すいのは、「同期」や「直接」保存になります。

 

クラウドサービスを提供する会社は多数ありますが、代表的なものを記載します。

 

前述した6つのデータを全て保存することができるサービスを提供しています。

・MSN(マイクロソフト社)

・Yahoo(ヤフー)

・Google(グーグル)

 

以下の3社はドキュメントデータの保存に適しています。

・Evernote(エバーノート)

・SugarSync(シュガーシンク)

・DropBox(ドロップボックス)

 

変り種です。お気に入りを保存しますが、他人と共有するサービスが付随します。

・はてなブックマーク(はてな)

 

最近流行のAndroid型のスマートフォンを使用する場合は、Google社のサービスが

使いやすいかもしれません。

メールとアドレス帳 http://mail.google.com/mail?hl=ja

ドキュメント    http://docs.google.com/

スケジュールとTodo http://www.google.com/calendar/render?hl=ja

Bookmark  http://www.google.com/bookmarks/

 

他にもたくさんの会社がクラウドサービスを提供しており、いろいろなサービスと

組み合わせられていたりします。

 

リンク先もサービスによってバラバラですので、検索でアクセスしてみて下さい。

どの会社もアカウント作成(無料)が必要となります。

 

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┃4┃注意事項について

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基本的に無料のクラウドサービスですが、使用量の拡大に伴いコストが発生する

場合があります。無料の範囲で納得するまで使ってみた上でお金をかける価値が

あるかをご判断ください。(無料の範囲であっても相当使いではあります)

 

大手メーカーからの情報流出などが問題になっています。クラウドの利用も基本

は「自己責任」となります。

 

クラウドサービスを運営する会社では障害対応の様々な措置を講じていますが、

やはり「事故」はあると考えたほうが無難です。データの消失までとはいかなくても

サービスの一時的な停止などの事態に備えるため、バックアップは常に念頭に置かな

くてはなりません。理想は2社のサービスを平行で使う、もしくは自分のパソコンへ

バックアップを保存する事となります。

 

 

まだまだ発展途上のクラウドサービスですが、現段階でも利用する価値は十分にあ

るように思われます。

どこのサービスを利用するかなど悩ましい問題も多いのですが、少なくとも重要な

データが自分のパソコンにだけしかないという状態にあるものは早急に対処したほう

がよさそうです。

 

むしろ今後は、クラウドサーバにスペースを間借りして、なるべく自分のパソコン

にデータを入れないというスタイルが主流になっていくかもしれませんね。

 

一気に全データをクラウドに移行しようとすると、大変な労力を要します。

まずは、大事なデータをひとつずつでも、その特性を理解しながらクラウドで活用し

てみてはいかがでしょうか?