コンピュータは「なぜ壊れるの?」

9月 01
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●やっと秋になってくれました。

 この夏の猛暑は少々お肉がだぶついている私には本当につらかったです。それでも

痩せてくれればまだいいものの、食欲は一向に減らないようで。

なんせ、北海道。暖かいなぁと思っていてももうすぐ雪が降るのでしょうね。

●そんな暑さの北海道でしたが。

今年の夏は特にパソコンが壊れたお客様が多かった気がします。端末ならまだしもサ

ーバー機が立ち上がらなくなり業務自体がストップしたお客さんもありました。

「なぜ壊れるの?」

コンピュータはやはり、頑丈ではありません。精密機器なのです。冷蔵庫などとは少

々違うのです。

水分、ホコリ、高熱、振動、過電流・・イロイロと原因は考えられます。「昨日まで

動いていたのに」「さっきまで動いていたのに」は「タマタマ動いていた」とも言い

換えることが出来るのです。

●パソコンが動かない原因などなど

典型例は「ハードウェアが故障した」です。過電流などで基盤がショートした場合で

すね。この場合は修理や新品の購入となります。

次は「故障ではないけどハードウェアのせい」。

例えば基盤に電池が入っているのですが、その電池の寿命が切れたため内蔵タイマー

が狂って立ち上がらなくなったパターンや、電源のコンセントが抜けていたとか。

いえ、本当にあるのです。「立ち上がらないぞ!!」と電話があり、お伺いしたところ

電源ケーブルが抜けていたパターン。

このパターンは正月明けに多いです。きっと大掃除の掃除機でケーブルを引っ掛けた

んでしょうね。

そして、「ソフトウェアのせい。」

これはモチロンプログラムのバグをはじめ、ウイルスが感染したりデータが破損した

り。

いままでの経験上、業務限定のパソコンの場合は「ハードウェアの故障」が多いです

ね。やはり環境などあるのでしょうか。個人ユースの場合は「ソフトウェア」のパタ

ーンが多かったですね。セキュリティソフトを購入していなかったりバグのあるフリ

ーソフトをダウンロードして動かなくなるパターンですね。

●コンピュータは消耗品なんです!?

意外とパソコンって、稼動部分が多いです。沢山あるファン。そして「ハードディス

ク」稼動するということは「磨耗する」ということなんです。

そこでお勉強。確かに半導体の寿命って数十年はあるらしいのですが、コンデンサー

(電気エネルギーを貯めるところ)は2~7年。しかも温度が10度上がると寿命は半分に

なるらしいです。

やっぱりパソコンって私のようにデリケートなものなんですね。

●記憶をためるハードディスクは?

OSはもとより、皆様の大事なデータなどはすべて「ハードディスク」に記憶されてい

ます。そして、故障が一番多く泣いてしまうのもハードディスク。

さて、どんなものなのでしょうか。

ハードディスクの中身はレコードと針が何層にもなっています。(今どきの若い人には

レコードわからないかなぁ・・)。

一度、叩き割って見たことがあるのですが、中身は黒くなく、鏡のような円盤でした。

デスクトップパソコンの場合だと円盤の大きさは3.5インチ(8.9cm)で、毎分7200回で

回転しています。

少し数学になりますが、直径3.5インチの円盤が毎分7200回転した場合、外周の速度は

時速120kmで飛ばしています。

●針と円盤のあいだに

ちいさな円盤が高速で回っていることはお分かりいただけたと思います。では読み取

る針と円盤の距離はといいますと、なんと

0.00001mm

~~~~~~~~~

いま流行の言い方だと、「10ナノ」ですね。

そんな、円盤という地上の上を時速120kmで高さ0.00001mmの上を飛んでいるわけです

読み書き最中に衝撃を与えた場合どうなるか大体想像がつくと思います。

今年の夏はなぜか、パソコンの故障が多かったのですが、決して「ぃゃー運が悪かっ

たですねぇー」なんていうことは無く、理由はあるのです。

まだ、「パソコンは壊れるもの」だと私個人は思っています。

なので、「壊れないようにするにはどうしたらよいか?」もそうですが、「壊れたと

きにすぐ復旧できるように」も考えなければいけないのです。

パソコンはお金を出せば直りますが、10年もかけて入力したデータはお金を出しても

戻ってこないのです。コンピュータの復旧時間に数日もかけていられないのです。

「うちの環境大丈夫!?」と思ったら弊社担当まで!!

                               (たけ)