みんな持ってる携帯電話?

9月 01
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今から10年程前、街に行ったときに電話をしながら歩いている人をみかけると、
なんだかみているこちらが恥ずかしいような、でもなんともいえない不思議な気分を
味わったものでした。最近では考えられないですね、こんな光景を見ない日なんて!

 移動電話が世に現れたのは1979年の自動車電話サービスが最初だったようです
が、それがいわゆる「携帯」出来るようになったのは、1985年あたりからだとい
う事です。意外に歴史あるものだったんですね。
 それから幾度かの技術革新があり、小型軽量→デジタル→インターネット利用など
を経て現在のスタイルになってきました。しかしカメラと合体したり、ビデオ画像を
送信したり、あげくの果てにはTV電話(古い表現ですね~)まで出てくる始末で、
まだまだこの先どうなっていくのか、予断を許さない(?)分野だと思います。

 さてこんなに便利な携帯電話。若い人はなんの抵抗も無くメールを使い、デジカメ
として利用します。どうやら話に聞くと、いろいろなモラルにとらわれない使い方も
横行しているようで、(ここでとりあげると少々差し障りがあるので割愛しますが)
常識にとらわれない発想というのは、本当にすごいものですね。

 そんな訳で、今回は弊社で一番最年長の私が奮起し、携帯電話の「業務活用法」を
ご案内しよういう次第です。(本当は他の人にも助けてもらってますが・・・)
「そんなこと常識でしょ?」なんて突っ込まないで下さいね♪

1.デジカメ機能
  いまの携帯電話に付属しているカメラは、専用機にはかなわなくともかなりな高
  画質を備えていますね。これを業務に使用している人は結構多いようです。
  しかし、その画像をパソコンへ「取り込み」、「整理分類」、「データ連携」と
  なると、いかがでしょう。そこまで利用出来ていないのではありませんか?
  手軽に撮った画像だから「使い捨て」でも、それはそれで良いのですが、せっか
  く記録したものを業務データと連携してみてはどうでしょう?
  工事現場の進捗、特注品の記録、新商品カタログなど等、こういったものがいま
  お使いのシステムに「組み込む」事が出来たら、どんなに素晴しいことか。
  きっと将来「そういえば昔は画像データ無かったんだよね~信じられないね~」
  というくらい「重要データ」になること請け合いです。
  そんな事を出来る道具をこのまま眠らせておくのですか?

2.メール機能
  電子メールは携帯電話のメール機能との相乗効果で随分と使用する方が増えたよ
  うです。私たちは職業柄パソコンで電子メールを作成していたので、「あんな小
  さな携帯電話でメール入力なんて面倒くさい」と思い込みがちでした。
  でも実は携帯(ケータイのほうがニュアンス的にピッタリかな?)で初めてメー
  ルを使った方が多いこと多いこと・・・
  そういう人は「こんにちは」という入力を「かきくけこ、わをん、なに、たち、
  は」と打ち込むことに何の抵抗もないようですね。これも非常に驚きました。
  そんなメールですが、ここにも「新しい」使い方というのは存在するのです。
  たかがメール、されどメール・・・、です。
  例えば業務日報などの報告書は会社に戻って書いて上司へ提出するのが普通です。
  でも私(もしくは上司)が出張中はどうしましょ?そんなときでも事前に形式さ
  え決めてしまえば、メールでも十分その役割は果たせますよね?
  もちろん「報告」といいながらもそのときに上司がアドバイスをしたりするのは
  当たり前。ならいっそのこと、そのアドバイスもメールで送ってしましましょ。
  実はそうすることにより、紙上の業務日報は「電子化」され「再利用」の道が開
  けるのです。「あのお客様にはいままで、どんなフォローをしたかな?」など等。
  うっかり記憶違い、約束忘れ、誰にでもあるミスです。でもそういったミスを防
  止する手段があるのに使用しない・・・
  「心のこもった手書きです」なんて言ってていいのですか?

3.WEB機能
  「携帯でホームページ見てどうするの?」これは1年前の私の率直な感想でした。
  机の上で大画面ディスプレイを使って、検索する。「それ以外になにが必要?」
  今では恥ずかしい限りです。そう、ケータイなら「見たいときに見る」・・・・
  インターネットのなかに山のように転がっている情報を「いつでも」「どこでも」
  しかも御社の業務システムをインターネット(WEB対応)型にすることにより
  「お客様情報」「取引の履歴」「商品の仕切」なんでも確認できます。イチイチ
  会社に電話する必要もなくなったのです。
  さらに最新の技術を使えば、「ホームページ上でデータ入力が出来る」とか。
  そうなのです。見積や受注などその場で即処理したい業務は以外と多いものです。
  今までは会社に戻ってから、が普通でした。でもそれまでを「ケータイ」でやっ
  てしまおうというのです。これだけ高性能になり、通信費(パケット代)が安く
  なったからこそ出来る技術なのです。
  いやいや、こんなに便利になっていいのでしょうか?ケータイ、恐るべし。
  
 こういった事を実現しようと思ったら、いままではノートパソコンの導入という事
が必須条件でした。安いものでも1台10万円×人数分・・・たいへんな出費です。
 しかし現代では既に個人の方がお持ちの「ケータイ」という素晴しい高性能端末が
あるのです。(会社は不景気でも、個人は景気良かったんですね!?)
 ならばこれを利用しないて手はありません。
 え?こんなことしたら、会社に出社しなくてもよくなってしまう??
 いえいえ、そんなことはありません。会社では直接会って話をしなくてはならない
最重要なコミニュケーションをとるという、大事な役割があるではありませんか。
もちろん「飲みニュケーション」も含めて、ですけどね♪
 でも、少し前までは「これからは誰でもパソコンを使えなくては仕事にならないよ
ね~」といわれていたことが、もうすぐ「ケータイ」に置き換わる(あるいはもう置
き換わった)のかも知れません。
 なんだか、だんだんケータイが「金棒」に見えてきませんか?

 ほらほら、おっとり構えている場合ではありませんよ。
ザンギリ頭をぽんと叩けば文明開化の音がする・・・
                                  (井関)